-- “特訓”どてかぼちゃ --


 ただいま、ある言葉を特訓中です。舌を噛みそうです。
小なすの受験まで後72日。ちょっと前まで80日なんていっていたのに・・・
時が経つのが早すぎて、本当に1日が24時間あるのかしら? と疑ってしまう。
なのに、肝心の小なすは相変わらずエンジンがかからなくて。

 この間の金曜日の夜なんてひどいもの。
夕方、学校から帰ってくるなり
「疲れた〜。ちょっと寝てそれから勉強するから、ご飯のとき起こして」と
言うので「そうね。きょうは塾もないし、ちょっと休んだらいいわ」なんて、
親子でほのぼのとした会話をしたのに・・・
こら〜っ。小なすのボケなすーっ。
いくら起こしても起きないで、翌朝の9時まで寝たのはどこのどいつだぁ。
受験生がちょっと寝ると言いながら16時間も寝るなぁ〜。
パパさんも呆れて、何度も起こしにいくどてかぼちゃを見ては「もう、ほっとけ!」
と一言。まったくイライラして夫婦仲も悪くなりそう。
どう責任とってくれんじゃ〜。
朝の9時。「よぉ〜く寝たわ。さすがに気分いいね。いっぱい寝たから身長も伸びた
みたい。ママさんが小さく見えまぁ〜す」と得意顔の小なす。
あんたはバカか?と思いながら
「鼻の下ものびきってしまりのない顔だわ」と嫌味の一つも言わせて貰わないと気が
治まらないどてかぼちゃ。
「おなかがすいた。昨日の夜、何も食べてないんだからね」
「そんなの自分の勝手でしょうが。いくら起こしても起きないで」
「あのねぇ、もっと気合を入れて起こさないと」
「・・・」開いた口がふさがりません。

 一体全体、高校受験を何だと思っているのかしら・・・
たいした勉強もしないで(ほとんど一夜漬け。おぬしは茄子の一夜漬けかい?)
つい先日、漢検の準2級も合格した模様。(自己採点)
「どんなもんよ!」有頂天の小なす。
続けて受けた英検の準2級は不合格。(ざまぁみんしゃい!)
「世の中を甘く見ているんじゃないのよ!」と厳しい口調のどてかぼちゃ。
「アハハ。正直言うと、漢検も英検も全然勉強しなかったんだ。漢検が受かった
のがふ・し・ぎ。まぁ、英検はしょうがないな」と反省の色のない小なす。
「何事もコツコツ努力した人が最後は笑うのよ。“天の神様”がご褒美をくれるん
だからね」と神様のお力をお借りするどてかぼちゃ。
「・・・天の神様かぁ〜」と呟く小なす。
とにかく、どてかぼちゃの経験からいっても、受験とは、日頃の努力以外何もないのよ。“根性”と“努力”という言葉が大嫌いな小なすよ、目を覚ませ!

 そんな小なすが土曜日、どてかぼちゃに塾の先生からのお土産を持ち帰りました。
その舌を噛みそうなお土産とは・・・
今度の木曜日に学校で三社面談が行われます。
塾の面談(塾は来週)より早く行われることに先生は危機感を覚えたのでしょう。
「学校の先生に何を言われても、お母さんにこう答えてと伝えて」とそれは、それは
よきお言葉をいただいたのです。
学校の先生の言いなりに絶対なってはいけないそうで・・・
先生に「志望校ちょっと高望みですね」なんて言われたら「私の一存では決めかね
ますので、帰って主人と娘と3人でよく相談してみたいと思います」と答えなくては
いけないそうです。
つっかえ、つっかえ言っていたら小なすに言われちゃった。「特訓だね」
「こんなことを親が言わなくてはいけないなんて、小なすあんたがふがいないから
でしょ」ふ〜っ!
小なすのお馬鹿に特訓と言われちゃぁ、努力と根性の(?)どてかぼちゃとしてはやるしかない。小なすに何を言われても「私の一存では決めかねますので、帰りましたら
主人と娘と相談しまして・・・」と返事することにしたら、「娘はここにいるからいいの!」と呆れ顔の小なす。
「ちょっとお友達と会ってきていい?」
「私の一存では・・・・・」
「過去問を買うからお金ちょうだい」
「私の一存では・・・・・」
「ご飯は何時ころ?」
「私の一存では・・・・」
「もういいよ。まったく馬鹿の一つ覚えなんだから。他に言うことはないの?」
「私の一存では・・・」
この言葉、小なすの受験対策用だけではなく、これからもおおいに使わせてもらおう。特に小なす相手にとても重宝するわ。

 特訓のお陰でよどみなくしゃべれるようにはなったのだけれど・・・
先生との面談で何回この言葉を使うことになるのかしら? イヤダ。嫌だーっ。
塾の先生に「志望校を告げたときの先生の態度、物言いをしっかりと観察してきてください。あとで対策を練らなくてはいけませんから・・・」と電話でもアドバイスをいただいた。
「ありがたい」と思うと同時に高望みし過ぎなのかしら?ととっても不安に。
そんな“親の心子知らず”でどてかぼちゃの目を盗んでは、ジャニーズの雑誌を読み
耽っている小なす。
もう、怒りしか感じませんねぇ。
「志望校に受かったら、ジャニーズの雑誌でもDVDでも好きなだけ買ってあげるから、
それを励みに頑張ろうよ」といえば「受験が終わったら、そんなこと言った覚えはない、なんて言いそうだよなぁ〜」と小なす。ギクッ! ギクギクッ!
「こら〜っ、誰のための勉強なの!いい加減にしなさいよ」
「わかったよ。うるさいなぁ!」

 カンカンカンカァ〜ン。
いよいよどてかぼちゃと小なすの戦いに火蓋が切られました。
それにしても第一の戦場は木曜日の三者面談。
そして敵はティーチャー。
味方でありながら侮れない小なす。
一匹狼どてかぼちゃの特訓は続くのです。
2005.11.14