-- くるみちゃん&どてかぼちゃ --


 長女夫婦が旅行の為に飼い猫のくるみちゃんを預かることに・・・
それにしても3ヶ月ぶりにあったくるみちゃんのなんとおデブなこと。
我が家のおデブのパパさんに「おまえ太ったなぁ〜」と言われ困り顔(?)のくるみちゃん。どてかぼちゃがしっかり言ってあげた。
「パパさんあなたには言われたくないよ〜」と。

 去年のクリスマスに初めて我が家に来た時は、玄関にうずくまりブルブル震えていた
くるみちゃん。
そのときそっと抱き上げたパパさんのお陰でめでたく我が家の一員となれた。
パパさん、あんたはえ・ら・い。
今回も3ヶ月ぶりとあって心配したのだけれど・・・
頭の良いくるみちゃん。我が家のことを忘れてはいませんでした。
すぐに慣れ、どういうわけか今回はどてかぼちゃのことをとても気に入ってくれちゃったのです。目が合うと可愛い声で「にゃ〜、にゃ〜」と擦り寄ってきては「遊ぼう、遊ぼう」とさそってくるのよね。
「はい、は〜い」と小なすには出してあげたこともない優しい声でお相手をするどてかぼちゃ。我ながらちと気持ち悪い。
くるみちゃんは廊下がお気に入りでそこへいくとゴロンと横になり、どてかぼちゃが
なでなでするのを待っている。猫ちゃんがお腹を見せるのは警戒心がないということで、どてかぼちゃには気を許しているということらしい。
小なすに向かい「へへ〜ん、どんなもんだい」とガッツポーズをする。

 前回同様、くるみちゃんは小なすのことがお嫌いのようで・・・
くるみちゃんにしつこいことばかりして「シャーッ、シャーッ」と威嚇されているのにめげなかった小なす。最後はくるみちゃんが「はあ〜っ」とため息をつくしまつ。
♪女のため〜いき〜♪はきいたことがあるけれど猫のため息は聞いたことないぞーっ。「もう、あれから3ヶ月も経っているから忘れているよ」とたかをくくっていた小なす。ところがおっとどっこい。賢いくるみちゃんはしっかり覚えていたのだ。
小なすの悪行を。くるみちゃんの勝ち〜。
憐れな小なすは3日間、くるみちゃんの前では借りてきた猫状態だった。

 長女夫婦が帰った後も、まるで我が家の如くソファーでくつろぐくるみちゃん。
長女同様、猫ちゃんは苦手だったどてかぼちゃだったのに・・・
今はその可愛さにぞっこん。

 朝の5時に「トイレが終わったよ〜っ」と教えにくる賢いくるみちゃん。
「あら〜っ。おりこうさんねぇ」とどてかぼちゃ。なんて優しい。
小なすもこうやって優しく育てるべきだったかしら?とちょっぴり反省。
しばらくは寝そうにないくるみちゃんと、朝からテンション高く遊ぶ。
でましたぁ〜。どてかぼちゃの18番♪黒猫のタンゴ♪が・・・
♪黒猫のタンゴ、タンゴ〜♪とどてかぼちゃが歌うたびに尻尾を右に左に動かしリズムをとるくるみちゃん。もしかして天才?
驚いたことに「くるみちゃ〜ん」と呼べば「にゃ〜」と答える。
偶然か分かっていて返事をしているのかを確かめたくて、10回ほど繰り返すしつこい
おばさんのどてかぼちゃ。
健気なくるみちゃんはそのたびに「にゃ〜」。やっぱり天才猫ちゃんかも・・・
「二人でテレビに出ようか?」と毛づくろいしながらくるみちゃんに相談する。
よっぽど毛づくろいが気持ちがいいのか寝ちゃいそう。相談はまた後でしょうね。
毛づくろいといえば前回来たとき小なすが力任せにゴシゴシして、その後しばらくは
毛づくろいを嫌がったらしい。今回はもちろん小なすには“毛づくろい禁止令”を出したから・・・くるみちゃん安心して。

 餌も今回はたっぷり用意して、小なすったら少々羨ましげ。
お水を変えるのを見て「くるみちゃんって本当にシンデレラキャットだよねぇ。
お姉ちゃんたちの飼い猫になっていなかったら、今頃、雨水飲んでいたんだろうに・・・今では浄水だもんね」
「人間の世界でも猫の世界でも可愛い子は得なのよ。あと努力もね」
「くるみちゃんってお姉ちゃんたちに気に入られようとなんか努力したの?」
「猫が苦手だった子が飼う気になったんだから、その健気さに心打たれたんじゃないの?」
「ふ〜ん」と納得顔の小なす。
「まぁ、小なすはさしずめ猫なら“ドラ猫”かな」
「そういうと思ったよ」
遊んだ後は9時頃から夜の10時頃まで爆睡のくるみちゃん。
「あぁ〜、あたし猫にうまれれば良かった。猫って寝るのが仕事みたいで超いい〜」
なんか小なすらしいコメントに返す言葉もないどてかぼちゃ。

 次の日も朝5時に起きたくるみちゃんを相手に、朝から2時間ほど黒猫のタンゴを歌って踊って、お返事の練習もして・・・
たぶんくるみちゃんはお疲れだったかも。
夕方、旅から帰り迎えに来た長女夫婦に抱かれていくくるみちゃんを見て、ちょっぴり寂しい気持ちのどてかぼちゃ。
「またおいでねぇ〜」
くるみちゃんは帰っても我が家には「ぎゃ〜ぉ〜」と叫び続けるドラ猫チャンがいるんだもの、そろそろ“エサ”じゃない食事の支度をしなくてはね。
2005.4.21